子どもが病気になった場合に診てもらう小児科を選ぶ際は、いくつか知っておきたいポイントがある。

まず第一に、小児科は丁寧に対応してくれて、何でも安心して相談できるところを選ぶべきだ。
医師だけではなく看護師や受付スタッフが相談しやすく、子どもや親の気持ちに寄り添ってくれるところがおすすめだ。診察時に医師に聞けなかったことや医師の説明が分かりにくかった時などに、気軽に他のスタッフに質問できるようなところであればなお良いだろう。

第二に、小児科専門医がいるところを選ぶべきだ。
子どもの成長や発達は一人ひとり異なるため、それぞれの子どもに合わせて診察してもらえることが大切だ。子どもの身体の特徴や年齢によって、かかりやすい病気が違ってくるためだ。
日本小児科学会認定の小児科専門医の資格を保有している医師であれば、小児医療について専門的な知識やスキルを持っているということが期待できるため、できればそういった医師がいる小児科を選ぶのが良いだろう。同学会のサイトで調べれば資格を保有している医師を調べられるので、あらかじめ近所にそういった医師がいないかを確認しておくと安心だ。

第三に、親や子どもと医師との相性も重視すべきだ。
話しやすく、安心して子どもを任せられると感じることができる医師がいる小児科を選んだ方が良い。ただし、中には一見すると親切そうに見えるものの、やたら不要な検査や治療をすすめてくるような医師もいるので注意するべきだろう。